2008-03-22から1日間の記事一覧
これもオチが秀逸である。 最初はタイトルと合わせて大した内容ではないと思わせておいて(幽霊に一喝したら完全撤退してしまったという話はかなり陳腐な部類である)、移動したのは隣の部屋だったというのは、小気味よい裏切り方であるだろう。 怒られたぐ…
口笛を吹くあやかしというのもあまり記憶にない。 そのような存在だけでもなかなか珍しいのであるが、展開があまりにも意外すぎる。 まさか体験者もあやかしも意地になって口笛の吹きあいをするとは、ある意味とんでもない“交霊会”である。 この怪異体験だけ…
客ばかりが霊を目撃(しかも同じヤツである)するという、なかなか希少性のある怪異である。 文体そのものが軽妙であることが災いして、作品全体が余計に散漫に見えてしまった。 実際、冒頭部分の“子供の霊”のエピソードは全く本題と関係ないし、従業員が体…
小粒のネタであり、またよくある話である。 金縛りネタと比べればまだ希少性はあると思うが、声を大にするほど珍しいというわけでもない。 シチュエーションとしては、悪戯してきた霊が不意打ちを食らったというパターンでそれなりに面白い話にはなるが、そ…