2009-05-01から1ヶ月間の記事一覧

著者別短評の六

短評の1回目で“今大会をつまらなくさせた元凶は、講評陣のグダグダぶり”と指弾したわけだが、さらにその元凶を突き詰めると【拝点主義】という概念に行き当たると思っている。“誰よりも1点でも多く獲得して評価を受けたい”という気持ちがいつしか、本来の…

著者別短評の五

No.23 各月末に3作の投稿。この書き手も猛烈な饒舌体である。しかもこのタイプによくある、饒舌だが肝心の部分はスッポリと落ちてしまっているという構成になっている。いずれの作品も体験者の語りの部分をもっと減らす、あるいはゴチャゴチャした展開…

著者別短評の四

今回も愚痴なしでひたすら短評を…No.15 1作のみの投稿のため、特に語ることなし。No.16 2作のみの投稿のため、特に語ることなし。No.17 2月末から3月末にかけて32作の投稿。同定で並べられた作品群を見て、思わず「因果の鬼だ…」と絶句…

著者別短評の三

著者推奨の締め切りが迫っているので、今回はお小言はパスということで、全力で短評を書くことに。No.9 2月前半に過半数を、あとは満遍なく17作を投稿。重量級の作品に一日の長があるという印象である。問題があったが『鳥居の倒れていた土地』は今大…

著者別短評の二

今回も短評の前に色々と… 今回の同定では、講評に関する情報が以前よりも詳細に提示されており、これを見れば少々鈍い人間でも誰が何という名前で講評をおこなったのか、またその名前から過去のランカー名が浮かび上がってくるという状態になっている。また…

著者別短評の一

今年も短評で済ませていただくことに。 その前に、今回の同定結果を見ての感想をいくつか… まず、今大会は得るものが非常に少なかったという印象である。私自身結局【+5】を一度も出さなかったし、高評価の基準である【+3】以上の評価も例年の半分以下と…

『怪談文芸ハンドブック』

怪談文芸ハンドブック (幽BOOKS)作者: 東雅夫出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2009/03/25メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 10回この商品を含むブログ (22件) を見る概説書としては極めて有能な著書である。元々“怪談”というジャン…

買った本2009.4

『怪 vol.0026』 『「極」怖い話 罠』◎ 『日本の仏教の事典』 『「超」怖い話 怪逅』◎ 『恐怖箱 怪癒』◎ 『アトランティア 発動篇』 実は『怪癒』は3月には手に入れていたのだったが、前回のエントリー時に書き漏らしていた次第。 とりあえず【超−1】講評…