2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

著者別短評の5

No.21 3月下旬に7作を一気に投稿。この書き手の一番の問題点は、怪異を客観的なものとして読み手に納得させるだけの内容が足りないということである。単なる情報不足であればまだしも、客観的に“あったること”と認める材料がない代わりに、どう考えて…

著者別短評の4

No.15 2月のみに4作品投稿。全作品を通して見ると、実話を書く上での基本的な部分で問題点があるのが分かる。この怪異が現実に起きたものであることを裏付ける必須条件である“リアリティー”の部分で非常に弱さを感じるのである。具体的に言えば、怪異…

著者別短評の3

No.10 大会期間を通じて21作を投稿。怪異の描写と登場人物の描写とは上手くミックスされ、しっかりとした目撃体験談を構成できているという印象である。特に登場人物の心理描写についてはかなり書き慣れている感があり、これが怪異の内容を際立たせて…

著者別短評の2

No.5 終了間際に11作品を投稿。作品の書き方に変化を付けており、また個人体験からきっちりとした取材まで手広くこなしている。それなりに創意工夫がなされていると感じるところである。しかし実話怪談の目線から見ると、ほとんど作品に共通する問題が…

著者別短評の1

今年はやります、短評。ルールとしては3作以上投稿された方を対象に(これは第1回【超−1】の際に、応募規定として3作以上投稿者のみエントリー有効とされていた名残である。初回のことを知らない人も増えているので、念のための追記)。一応エントリーNo…