買った本2010.6

結局書評を書く前に、蔵書リストの方を先に書くことになってしまった。自分の設定したハードルすら乗り越えられない状況に、かなり自己失望感がある。

『江戸諸藩妖談奇譚手控え帖』
『聴耳草紙』
『最強の都市伝説 4』
『怖いこわい京都』
『京都古社寺辞典』
『発見!世界驚愕アンビリーバブル生物画像300おかわりッ!』
『日本の黒い事件 封印された恐るべき「真相」』
『パワースポットニッポン』
津山三十人殺し―村の秀才青年はなぜ凶行に及んだか』
『小桜姫物語―霊界通信』
『恐怖箱 蝙蝠』
『黒い遭難碑―山の霊異記』
『テレビでは流せない芸能界の怖い話』
津山三十人殺し―日本犯罪史上空前の惨劇』
『世にも恐ろしい心霊体験』
『ボクの霊体験日記―人間進化の記録 ヒトを襲う霊のリアルレポート』
水木しげる遠野物語
『神霊主義−心霊科学からスピリチュアリズムへ』
『新稲川淳二のすごーく恐い話−廃墟の足跡』
『実話裏歴史SPECIAL』

最近急に興味を持ちだしたのは“日本のスピリチュアリズムの源流”。ということで、今更ながら浅野和三郎の著書などを買って読んでみたりしている。きっかけは、随分昔に買っておきながら梱包したまま倉庫に片付けていた超古書(大正〜昭和初期発刊)を紐解いて読んだことから。西洋のスピリチュアリズムは結構資料を読んでいたのだが、日本の方はとんと縁がなかったとしか言いようのないほどの放置ぶりであった。ただ読み出すとなかなか面白い。今のところ、私自身の記憶する心霊学の系譜のどこに位置付ければよいかはっきり見えてこない部分もあるのだが、ただ“本流”であることは確かであるし、しっかりと知識を吸収すれば何かしら現在のシーンに繋がるものが出てくるのではないかと内心期待している。“温故知新”もまた愉し、というところである。