今年のマイ・レギュレーション

今年で6回目となる【超−1】の季節である。
昨年は最信任講評者賞というものをいただき恐縮至極の体であったが、主催者からの総評アナウンスを待っている内に、結局個人的なコメントを今まで出さずに来てしまった次第である。だが、この大会に入る前にはっきりと言っておくべきことは、とりあえず私が一位なのであるが、二位との差は過去の大会と比べるとかなり詰まってきているという事実である。僅差まではいかなかったが、ダントツぶっちぎりという余裕を見せられるほどの差ではなかった。そろそろ講評の分野にも、それなりの人材が育ってきたのかなという印象である。ということで、今年も講評眼を常に磨きつつの参加とさせていただきたい。
さて、今年の問題点は“ブログ講評”が不可能になったことである。これによって私もコメント講評に初挑戦となるのだが、心配なのは、私の言いたいことを延々と書いて、場合によってはあまりにも膨大な評を送りつけてしまいかねないということ。これを防ぐため、今年も裏道を見つけた。
★今年も講評の中心はこのブログでおこなう。ただし要約と正式評点はコメント欄に残す形にして、正式な参加をする。
去年のレギュレーションにも書いたが、私の目的とする評を書くと、どうしてもその文体や構成などから個人特定される確率がほぼ100%近くになる危険がある。要するに講評者名を変えようが、誰が書いたかすぐに判ってしまうだろうと開き直っている。だから敢えて講評者名を隠すのではなく、むしろ「要約はここに書いた通り。詳細を知りたければブログまで足を運べ!」という傲慢な態度で臨みたいと思っている。コメント欄を見ると、都合がよいことに、任意でURLが打ち込めるようになっている。主催者さまには悪いが、相変わらずの拡大解釈+自己主張で申し訳ない限りである。
しかし、本当に困っているのは、評点を付け方である。
最高2点分と最低2点分が減るのは、思いの外調整が難しい。とりあえず平均点が0点というのは例年通りであるが、今年は最高の+4を出すことが確実にあるだろうと思っている。そして最低の−4はさらにもっと出るだろうという予想である。しかしここでもブログという名の本音部分を活かして、こちらの方に従来通りの+6〜−6までの配点をサラッと書いておこう。出来るだけ以前と同じ基準で評するのが尤もであると思うし、その方が自分自身のブレも少なくなるだろう。

ということで、出来るだけ去年までの流れを潰さないように、個人的には進めていきたいと思うところである。
では、怪談の神の織りなすアヤの中に、いざ。