2008-03-12から1日間の記事一覧

【+1】独り寝

間違いなく“生霊”の怪異であると推断するのだが、いかんせん、文章的な問題でそのように思えないと感じてしまうところがある まず体験者が“生きて肉体を持った人ではない”という判断に至った理由が判然としない。 感触や雰囲気で判るという点は納得がいくの…

【−2】騒がしいやつら

この作品も分類すると、いわゆる“夢オチ”ネタでしかない。 文章内容から推察すると、体験者が鳥の声を聞くのはこれが初めてではないというようにとれるが、その部分が明瞭でないために単なる“寝ぼけていたせい”という印象の方が強くなってしまった。 少しば…

【0】今日はあかん

この作品のように、突如として普通の人が事故を予知するような言動を取るという話を時々読む。 特に多いのが、読者投稿型の本やサイトである。 ただこの種のパターンは、ほとんどが体験者の主観によって成立していると言ってよく、「偶然でしかない」という…

【−5】湖底の清流

結論から言えば、これは怪談ではないのでプラスの評点が全く付けられない。 ただ単に琵琶湖にまつわる不思議な話をかき集めて、エッセイ風にまとめたというレベルの作品である。 しかもその殆どが一般的に流布している“都市伝説”の域を出ない話ばかりである…

【+2】みのむし

内容を要約すれば、心霊写真が撮れた経緯とその後の対応に関する不思議ということになるだろう。 それなりに恐怖を感じる怪異であると思うし、文章でそれをよく表現できているという印象を強い。 しかしながら、全体的なストーリーの展開で言うと、どうして…