夢うつつの状態の怪異というのはやはり判断の分かれるところであり、“あったること”そのままだけがきちんと書かれていれば可とする人もあれば、客観的物証が備わっていないと夢のレベルであると厳しく指摘する人もある。この作品もこの判断一つで大きく評価…
怪異と確定出来るものは、最後に登場する“スマイルマーク”が描かれたことだけ。曇ってはいるものの、ガラス越しに人影が全く映らないということはあり得ないと判断出来るだろう。しかし体験者がしばらく会話していた老婆の存在は、非常に微妙なところである…
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