【−2】トスットスットスッ

猫絡みのネタでしかも装飾の技法までかぶってしまったら、比較するなと言われてもどうしようもない。
同一作者であるのかどうなのか判らないが、とにかく二番煎じと突っ込まれてもやむを得ないだろう。
また怪異自体も小粒であるし、危急の時にペットの霊が慰撫してくれるという話は枚挙にいとまがないのが実状である。
癒し系怪談としてはありきたりであるし、特に今大会では食傷気味というのが正直な感想である。
類似のネタや構成・展開が登場していなければそこそこの点数を出していたかもしれないが、この時期に来てということになれば、やはり評点に影響してくるのは必至である。
文章自体は洗練されていると思うので、大幅な減点だけは避けておくことにした。