再開です

まずは御礼から。
今回も【超−1】ベスト講評者の栄誉を受けることが出来ました。
これもひとえに応募者・読者の皆様の支持あればこそだと思っております。
これからも実話怪談及びあやかし全般の隆盛のために微力ながらお役に立てればと、日々精進していく所存です。


…と挨拶はここまで。
【超−1】関係は、平山氏の『「超」怖い話』卒業と【恐怖箱】定着化の影響を受けて、急展開という印象である。
個人的には、いよいよ“実話怪談”の溜まり場・拠点が形を見せつつあるように感じている。
カッコよく言えば“梁山泊”みたいなものが出来つつあるのかもしれない。
特に新しい書き手を強制養成して次々と世に送り出すこことが可能なシステムが確立してきたことは非常に喜ばしく、流れ作業のようなポコポコ生み出すことは出来ないが、道筋さえあれば登竜門として立派に機能して人材を集められるという期待は大きい。
その中にあって、私の立ち位置は正直特異であると思っている。
作品を世に送ることを全くせずに、ひたすら作品評を書いているだけの存在。
ただ自分の好きなジャンルのことで自分にしかできないかもしれないことをやるのは、それなりに良いことであると思うし、価値あることであるとも思う。
主催者から「ご苦労さん」と言われるか、参加者から「おまえがいると邪魔」と言われるかしない限り、引き続き顔を出させていただくつもりである。
そのために、また明日から頭が錆びないように書評をポツポツと書くことに(無理はしないつもりだが)。
とにかくかなりの数の本紹介が出来ていない状態であるので、出来るだけ要点をかいつまんで書きこなしていきたい。


それから降って湧いてきた様な【遺伝記】であるが、こちらはしばらく様子見。
いずれにせよ作品を書くことはないが、講評については今のところ“おひねり”を出す程度に控えておこうかという感じである(具体的に言えば、コメント講評でスポット参戦、当然HNは変えてきます)。
創作怪談についてはバリバリと講評をこなせるだけの引き出しがないということ、そして創作関連は【てのひら】に限定したいという意向もあってである。
そういうことで、実話怪談本書評と並行して【てのひら】怪談もレビュー(書評ではなく、あくまでレビュー)する予定である。
ちなみに【てのひら】については8月末にイベントがあるとの情報を得たが、ブッキングがありそうで行けそうな行けなさそうな…今の段階では何とも言えないところである。