2007-03-26から1日間の記事一覧
画像であるが、あくまで実話怪談の括りとして評することにしたい。 つまりここに描かれている内容は、全て写実的に解釈されるに足る情報を持つものであり、事実を表現しているものであるとみなす。 イメージ画のような象徴的・隠喩的な表現ではないという前…
怪異の身の丈にあった書き方をしないと不利な状況になるというお手本のような作品。 最初に体験者が一くさり講釈するのだが、そこで語られる大仰な前振りの方が怪異に勝ってしまっている。 そのためにせっかくの怪異の報告が見るも無惨なくらいつまらないも…
ラブホテルの怪異も、よく考えると結構多い。 この作品もその中にあっては、割とよく見るタイプの怪異である。 例えば、事に及ぼうとすると霊体が視線の端々に見える、室温やバスの湯の温度が異常に低くなるあたりは、ラブホテル怪談の定番と言ってもおかし…
怪異よりも体験者達のキャラクターの方が印象に残ってしまった。 どうしても指輪の出所を語る上で特に彼氏の性格を書いておく必要性があるので、削るということはできないだろう。 性格を事細かに書く書かないというよりも、怪異そのものの扱いが非常に適当…