2010-04-28から1日間の記事一覧

【+1】抜いてはいけない

昔の記憶なので完璧ではないが、福岡の旧犬鳴トンネルへ行く道すがら“幽霊がいる”という看板があり、そこでは霊体と思しき写真が撮れたという話を聞いた覚えがある。 面白半分に立てられたのかは分からないが、そのような雰囲気を持った場所で遊び半分でもそ…

【−1】警告か妨害か

怪異に携わったことをやっていると、怪異に出くわす確率は高くなる。 特に“怪談を書く”行為は、最もあやかしを刺激するのか、霊感がないという者でも何らかのトラブルに巻き込まれることが多いと聞く。 そして、過去の“実話怪談”の著作でも、書き手自身が執…

【+2】バンジージャンプ

“あったること”だけをしっかりと書き綴ることが出来れば、きちんとしたものに仕上げることが出来るというお手本のような作品である。 時系列を逆転させている部分はあるものの、おおむね顛末を順序よく書き、取りたてて奇抜な工夫もすることもなく書いている…

【+1】天国

非常に判断の難しい作品である。 努めて冷静に書いているものの、どうしても体験者の義母に対する恨み辛みというものが透けて見えてくる印象が強く、ある意味客観性に欠けるきらいがあるように受け止める部分がある。 しかしこの作品の場合、この偏った見方…