2008-03-31から1日間の記事一覧

【+1】お化け屋敷

都市伝説などでも“本物が出るお化け屋敷”の噂は絶えないが、ここまで強烈な話は初見である(実際、某遊園地では「出る」らしいが、それでも単体ということだ)。 また説明描写が丁寧であり、しっかりと読める内容になっている。 かなり初期の段階でネタの全…

【−1】苦情

申し訳ない言い方になるが、認知症という言葉から得られる印象はどうしても“一般常識が通用しない世界”というものになってしまう。 それ故に、信憑性という部分でやはり疑念が生じてしまうことになる。 この作品で言えば、苦情を言ってきた入所者が普段どの…

【0】雨が降るとは限らない

“実話怪談”とは、体験者が実在するという“必要条件”と共に、整合性を維持したリアルであるという“十分条件”がなければ成立しないという私見を持っている。 いくら体験者が存在する話であっても、読者に対してリアルな印象を与えることができなければただの与…

【+1】間から

怪異の肝である“女性の顔”の見え方がもう一つよく分からない。 スポーク越しに見えかつ目元と鼻筋だけしか見えないという表記から想像できるのは、本来なら見えるはずの顔の部分が切り取られるようにして見えなかったという情景である。 もしこの光景が正し…