2010-03-12から1日間の記事一覧

【0】川沿いの道路

結論から言うと、評価すべき部分もほとんどないが、不可とする部分もないので、基準の点数ということにさせていただいた。 体験した怪異の内容であるが、“よくある話”というレベルにとどまるものであるだろう。 二人の目撃者が見た怪異の内容が、対照的なも…

【0】流れ星

ペガサス(本当は角の生えたものはないとされるが)の目撃談は非常に希少と言わざるを得ない。 ある意味信憑性において非常に際どい目撃談となるのであるが、ディテールの部分の描写などに具体性があるという判断をして、実話として実際に“あったること”と認…

【−4】デジカメ

読んだ瞬間に思い出したのが“シミュラクラ現象”。 いわゆる“点が3つあると顔に見える”という、心霊写真の真贋の判定にも出てくる“錯覚”現象である。 各社のデジタルカメラの“顔認識機能”の原理を確認すると、やはり目鼻口の3つのパーツで顔を認識すること…

【−2】歩道の上に

この作品も“気付き”のタイミングを逸しており、どうもあざとさを覚えてしまった。 もし体験者が“見える”人であるならば(怪異に対する受け止め方が冷静すぎるので、可能性は高い)、気付くのが相当遅いのではないかと思うし、普段見えないのであれば、資材を…

【−1】山

体験談としてはそこそこ面白いと思う内容なのであるが、最後に語られる体験者の解釈を出してしまったために、作品として非常に稚拙な印象を持ってしまった。 神仏分離が断行されたのは明治に入ってからのことであり、それまでは神道と仏教とが渾然一体となっ…

【+1】ピンクゴールドでハート型の

二度の怪異が書かれているが、後半の方が明確な怪異であるとみなせるように順を追ってしっかりと書かれてあるために、不可解な現象であるものの説得力を持っていると感じる。 “佐藤”のシールのついた箱を取りだして見たら中身がない、店のスタッフを呼ぶ、呼…