2007-06-09から1日間の記事一覧

No.32

5月だけの応募で6作品である。 全体の印象としては、怪談話としてどうもしっくりこない点が挙げられる。 いわゆる会社の怪談に属する『癒し系?』『幻の…』『朝礼の前に』の3作品を見れば、間違いなく怪談話として洗練された内容ではないと言い切るのは容…

No.30

2月の同時期に3作品を応募したのみで途切れてしまっている。 この3作品はいずれもかなり毛色の違う印象を与えてくれる。 情念たっぷりの『見えない』、ノスタルジックな『石油ストーブの灯火』、実録風の『廃病院でのロケ』である。 受ける印象はそれぞれ…

No.28

大会期間中ほぼ満遍なく40作品を応募している。 数字だけを見ると、ほとんどの作品があまり高く点数を伸ばしているというように見えない。 むしろ、大量投稿にもかかわらず総合計も伸び悩んでいるという印象である。 この作者の問題点は文章に尽きると思う…

No.25

2月から4月上旬に掛けて30作の応募。 大問題作連発の初期から最終公開の『がんほどき』まで、よくぞここまでスキルアップしたと声を大にして言いたい。 2月中旬に立て続けに凡作が登場した時には間違いなく同一作者の暴走だと推測していたが、そこから…

No.24

結論から言ってしまうと、作品の完成度にムラがありすぎで、実力的によく解らない作者である。 文章技術に関しては、ある程度の長さの作品を書いてもストーリーとしての破綻が見られず、かなり書き慣れているという印象がある。 ところが、怪談話としての展…

No.20

大会前期にわたり断続的に13作品を応募している。 この作者の場合、最も注目すべきは量ではなく質である。 一話あたりの得点(ボーナスなし)が50点を超え、いわゆる命中率ではトップの成績を誇っている。 しかもラインナップを見ると、作品の形式・内容…