2010-03-31から1日間の記事一覧

【−1】イントロ

状況から考えると、聞こえてきた“かごめかごめ”の歌は聞いていた曲に入っていたものではなく、外部から入り込んできたものであると解釈したい。 そして寺から襲ってきた波動と、この音の怪異はセットのように見えてくる。 要するに、問題は聞いていた曲では…

【0】誰かおるでぇ

小ネタとしてはかなりインパクトのある怪異であると言えるだろう。 だが、最初の状況説明が非常に分かりにくい上に、結局怪異に直接的に関係していないわけであり、コンパクトにまとまっているように見えていながら実はバランスの悪い構成になっている。 他…

【−5】わたし、やだよ

体験者の感想は尤もであるとは思うのであるが、結局のところ、怪異を怪異たらしめるための根拠らしいものがほとんどない、あるいは全く説得力を持たないという点で評価は限りなく低いものとさせていただいた。 2つの目撃談であるが、たとえそれがあり得ない…

【+2】おまじない

いわゆる正統なプロセスを経て得たものではないにせよ、呪術と呼びうる内容の怪異であり、その呪術が発動している様子が克明に記述されている点では非常に希少な内容であると思う。 少々細かく書きすぎてスラスラと読むには苦しい部分もあるが、それでも丁寧…

【−3】家鳴り

最後に提示された“阪神大震災”の一言で全てがぶち壊しとなってしまった。 家鳴りが超常現象によるものであると想定しても、なぜ1ヶ月以上もタイムラグのある大震災と関連付けようとしたのか、全く理解に苦しむところである。 しかも家鳴りの起こった時間帯…

【0】うしろ

怪異だけをコンパクトに切り出してしまったために、もっと広がりがありそうな怪異の内容がこぢんまりとしてしまった感が強い。 “九州”とか“人柱”とかいう非常にインパクトのある言葉が発せられており、掘り下げればもっと何かが出てくるのではないかと期待感…